忠建

LIFE IDEA

2020.11.10家づくりのスケジュール

工事の始まりです ②工事着工から入居までのスケジュール

前回、一般的な工事着工から入居までのスケジュールを確認しましたが、

その内容についてもう少し詳しく説明ていきたいと思います

 

①地縄張り

建物の外周に沿って設計度どおりに縄を張り、敷地の中で建物が

どのように配置されるかを確認する作業です。必ず立ち会い、

隣地境界線と建物の間隔、道路と建物の位置関係などを確認しましょう。

②地鎮祭

敷地を清め、工事の安全とそこに住む者の末永い幸せを祈願する儀式です。

一般的には吉日の午前中に神式で行われ、工事関係者や施主が参加します。

地域によってしきたりや儀式の内容は異なりますので、

  手配するものなど、あらかじめ工事責任者などに確認しておいたほうが無難です。

  最近では省略されるケースもあるようです。

            

③基礎工事

建物の土台をつくる工事です。

  土地を締め固め、鉄筋を配筋してコンクリートを流し込み基礎をつくります。

敷地が軟弱な場合は地盤補強を行うこともあります。

約1週間~2週間の工程で基礎工事の専門会社が担当します。

④躯体工事

建物の構造部分ををつくる工事です。

基礎の上に土台をつくり、柱を立て、梁をかけ、躯体を組み立てます。

木造軸組工法の場合は約1か月ほどかかり、棟梁を含めた大工が担当します。

 

⑤上棟

屋根の一番高いところに「棟木」をかける作業で、 「棟上げ」「建前」ともいいます。

建物の骨組みが完了したという意味です。

職人たちへのねぎらいと、これまでの工事が無事に進んだことへの感謝とともに、

今後の工事の安全を祈願するために「上棟式」を行います。

現在では棟梁が執り行うのが一般的で、吉日を選んで行われます。

地鎮祭同様、手配するものなど、あらかじめ工事責任者などに確認しておきましょう。

⑥屋根工事

屋根の下地を張り、その上に防水工事をして仕上げの屋根をかける作業です。

樋、雨抑え、水切りなどの工事も行います。

⑦各種工事

  ・外壁工事

外壁の下地をつくり、壁面の防水工事を行った後、仕上げ材や塗装などを施し

外壁を仕上げます。サッシなどの外壁まわりの建具の取り付けも行います。

・設備工事

電気配線、ガス管、水道管、排水管などの工事を行います。

コンセントの位置や数、照明器具の位置もこの段階で決定します。

また、各種設備機器の設置も行います。

・内装工事

断熱材を施し、プラスターボードや合板で内装下地をつくります。

また、天井、壁、床の仕上げ工事や作り付け家具の工事を進め、建具を設置します。


⑧竣工検査

できあがった建物が打ち合わせどおりに完成しているか、仕上がり具合をチェックします。

施主、施工者などの立ち会いのもと、内外装の傷や汚れ、建具の開閉動作、

設備機器の動作、水回りの排水状況などを確認します。

気になる点や不具合があった場合は遠慮なく申し出ましょう。

手直しの必要が出てきた箇所については補修箇所と補修完了期日を書類に記載し、

相互に交わしておきましょう。

⑨完成・引き渡し

竣工検査で見つけた不具合の修理を確認したら

建築確認申請を提出した役所、検査機関へ連絡し、完了検査を受けましょう。

完了検査後、検査済証が交付されます。

各種要書類とともにカギを受け取り、引き渡しとなります。

その際に設備機器の使い方や、定期点検の説明を受けましょう。

 

⑩入居

新居に引っ越ししましょう。

入居後、登記などの手続きを行いましょう。

また、ライフラインの手続きも速やかに行いましょう。

これから長くお付き合いをしていく近隣へのあいさつもお忘れなく。

 

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