忠建

LIFE IDEA

2020.11.10リフォームコラム

その4 古民家再生の実情

古民家は日本の生活様式にマッチした建物だと言えます。

 

最近、テレビや新聞などでも

『古民家を後世に残そう』

という動きが多く見られるようになっています。

 

また古民家を買い取ってリフォームして住まれるといった話も聞くようになりました。

いわゆる

『古民家再生』

ですね。

 

古民家ともなれば、もちろん図面等はないでしょうから

既存の建物をチェックし、状況をよく理解した上で改築を行います。

その判断は経験のある業者でなければ難しいものです。

 

古民家は日本の風土に合わせて造られてきました。

現在の住宅と比較したら夏は風通しがよいので過ごしやすといえますが、

冬は今の家に比べ断熱性能が悪いですし、

梁を見せるなど、天井を高く取っているので、温かさが上に逃げて

「いくら暖房をかけても効かない」

といった寒い面もあります。

 

リフォームするにあたりこういったことを頭に入れておきましょう。

 

そこまでアドバイスしてくれる業者でしたらいいでしょうが、

そうでない場合、

そのあとつらい生活をするのはあなたです。

 

古民家の雰囲気で現在の快適な暮らしをしたいのであれば、

古民家の柱や梁を使い新築するほうがよいのかもしれませんね。

記事の一覧へ